来てくれて、ありがとう

前回までの浮かれ気分とは一転、今回は超重たい話題。

 

サクッと言いますと、判定日に妊娠判定をいただきました。

HCGの数値も1242mIU/m1で、クリニックの先生や鍼灸の先生曰はく、

「理想的な数値だね」とのこと。

 

先生が教えてくれた出産予定日は、2016年9月26日。

私の誕生日の翌日。

もしかしたら、同じ誕生日になるかも知れないね、なんて夢見たけど、

5w3dで本当の夢と化す。

 

仕事中に突然の出血。そして腹痛。眩暈。

すぐに早退してクリニック受診。

超音波診察中も出血が止まらない。

怖くてぎゅっと目を閉じていたら、「でも胎嚢ありますねー」の声。

なんと不安をよそに胎嚢が確認でき、出血の不安なんてふっとんだ。

止血剤と流産防止のお薬を処方されたけど、先生の話し方から「気休めだけど」って

感じが読めた。

診察が終わったら、うそのように出血も腹痛も治まり、胎嚢が映った超音波写真をもらってルンルンで帰る。

本当はこのまま数日家で安静にしていたら、結果は違ってきたのかも知れない。

 

職場では来週に大イベントを控えているので、次の日も朝からバタバタと仕事をこなす。

お昼ご飯なんて食べている暇ない。

で、3時ころ。また出血。腹痛。眩暈。

昨日より酷いかもしれない。

また早退し、命からがら家までたどり着き、眠る。

2時間後トイレに立ったら、ナプキンに1cmほどの赤い塊が。

直感的に胎嚢だと思って、ペーパーに包んだ。

不安になって、妊娠検査薬を試したらくっきり陽性。

この結果に安心して、その日はクリニックに行かず。

 

次に日は朝から快調。

出血も少なく、仕事もはかどる。

 

土曜日。クリニック受診。

先日と同じクール(不愛想)な女医さん。

「先日見えた胎嚢が見えないから、出血と一緒に流れちゃったね」

あっさり。

「お薬を飲んで、全部内容物を出しちゃいましょう。

お薬を飲むとお腹が痛くなるから、不安だったら1週間様子を見ましょうか。

ホルモン補充のシールも膣坐薬も今日からやめてください。」

この結果を一緒に来ていた坊っちゃんに伝えに行ったら、コートに顔を隠して、

神頼みしている最中だったので、泣けてきた。

その日は、どこにも行かず、家に帰った。

2人も冷静だった。

また頑張ろうと誓い合った。

 

シールと膣坐薬をやめたら、待ってましたかのごとく、出血が始まった。

それでも胸のハリはまだあるし、高温だし、検査薬も陽性を示してたので、

「大量出血しても妊娠継続」

のキーワード検索魔と化し、内容を読んで一喜一憂。

でも「1週間後の診察のときには、ひょっこり心拍が確認できるんじゃ」

なんて期待を抱いていた。

 

ついに大イベントが始まる。5時に起きて、長距離移動。

緊張感もストレスも半端ない。

そんなとき大量出血と共に、赤と白とレバーのような塊がドロっと出た。

子宮から排出される大きさではない、10cm以上あったかも。

これはもう、無理かもと思った。

 

その次の日からは体温がガクッと下がって、胸のハリもなくなった。

検査薬は恐くて試せなかった。

 

その次の日も、大きな塊が出た。

真っ黒で丸いゼリー状のもの。

とめどなく流れる出血に恐怖を感じた。

でも仕事は休めない。

あと2日もある。

 

妊娠判定から胎嚢確認までの5日間。

人生の中で一番わくわくが止まらなかった期間だった。

またあの子に戻ってきてほしい。

みんなを幸せにしてほしい。